皆様、こんにちは。小林ゆみです。
先月より第三回定例議会が始まっており、11日金曜日には私も一般質問のため登壇致しました。
前回のブログでも書いたように、今回の私の一般質問は少し内容が薄かったかもしれません。
1. グローバル社会に対応するための教育について
2. 杉並区の産業振興について
の質問をさせて頂きました。
教育に関しての質問では、私の学生時代と、英語講師時代に強く感じたことを反映させました。
グローバル化が叫ばれ始めて、25年近く経とうとしています。
それなのに日本人のTOEFLスコア順位は、アジア31か国中26位。スピーキング分野では、アジア31か国最下位です。
この結果の背景には、日本人の英語運用能力、つまり実用的なスピーキング力の異常なほどの低さがあります。
テストでは点を取れるのに、話せない。
大抵の日本人はそのジレンマを抱えているのではないでしょうか。
以前は、私もそう悩む学生のうちの1人でした。
テストではいい点を取れても、いざ話すとなると頭が真っ白。
対して、留学から帰ってきたAちゃんは、渡航前はぜ~んぜん勉強していなかったのに、ペラペラになって帰ってきました。
Aちゃんはお金持ちです。長期留学に行かせてもらえたり、多くの外国人の方をホームステイをさせられるくらいの財力があります。
学生であった私は、英語を自己流で学ぶ気力が薄れました。
結局、お金かいな…。
うちにはお金がない。
その現実の厳しさに、がっくりと肩を落としました。
しかし、この経済格差=学力格差という構図を覆したく、私は血眼になって勉強をしましたが(それでも全く足りていませんが)、お金の無い環境で独力で勉強をするということは実に遠回りで、辛いものです。
私は次世代を担う子供達に、こんなに惨めで辛い思いをさせたくありません。
教育を望む者には与えられるような自治体を目指すべきだと、強く希望します。
今の日本の教育では、実体験に基づく学びと、必要性に応じた英語教育が全くできていないと、英語講師として子供達に接しながら感じていました。
英語を学ぶ意味がわからない。
英語が喋れない。
学校の先生の英語の発音が良くない。
子供達と学校教育が抱える、このような課題を見過ごすことはできません。
そのために、今回一般質問をさせて頂きました。
ただ、今回の質問に対する役所の答弁には、正直に申し上げますと満足はしていません。
中でも、区が募集している「英語サポーター」という児童英語教育者には、払われるべき給与が無く、逆にその養成講座ではレッスン費を徴収する、という矛盾には疑問を感じ、質問しました。
しかし、区の答弁では「不満の声は頂いていない」とのことでした。
私が実際に杉並区民の英語講師の方から不満の声を聞いたので、質問をしたのですが…。
その方は私が尊敬する素晴らしい教育者で、英語サポーター制度に応募しようとしていましたが、先程述べた点に疑問を抱き、応募を止めました。
私は、教育に税金を使うのであれば大賛成です。
しかも、仮に英語サポーターの方に給与を払っても、そんなに莫大な費用はかからないはずです。
子供達のための質の良い教育のためにも、区は優秀な人材を確保するための努力をせねばならないはずです。
なのに、脱力してしまいました。
私が質問をしても、何も変わらない?
私は何のために議員をやっているのか…。
でも、一度では諦めません。
正しいと信じることは、何度でも訴え続けようと思います。
杉並区を、他区から憧れられるような素晴らしい区にするために、一区民の目線から区に提案と要望をしていかなければなりません。
産業振興についても、今の杉並区が練っているプランのままでは来訪者数が大幅に増加するとは思えず、質問をしました。
これからもさらに勉強を続けて、諦めず区政に挑戦し続けていきたいです。